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抹茶の効能・効果|デメリット&健康・肌にはどんなメリットがある?

茶道

抹茶の効果効能デメリット

普段何気なく食べてる食品が、健康的だったら良いのになと思う方は多いでしょう。

世界的にも日本茶特に抹茶は注目されており、海外でも飲まれています。

とはいえ飲み方や量によっては、体に悪影響を及ぼす可能性があります。

なんと抹茶を飲みすぎると、尿管結石や胃腸不良にもなることがあります。

今回の記事では抹茶の美容&健康効果を紹介するとともに、抹茶の正しい飲み方も説明します。

ポイントは3つです。

それではまず、抹茶の効果から見ていきましょう。

抹茶の効能・効果|からだにいいって本当?

それではまず、抹茶はみなさんの体にどんなメリットがあるのか紹介します。

飲料といえばコーヒーが一般的ですが、現在世界的にもお茶特に日本の「緑茶」は注目されています。

みなさんに知ってほしい効能はいくつもありますが、今回はさらに知りたくなる効能についてお話します。

美肌になる美容効果がある?

結論からいうと抹茶に美肌効果はあります。

しかしなぜ抹茶が美しい肌を作ってくれるのでしょうか?

その理由を「ビタミンC」「活性酸素」という2つの側面からお話しします。

抹茶にはビタミンCが豊富

ビタミンCが美肌に欠かせないのは、聞いたことがあると思いますが具体的な理由を知っている方は少ないのではないでしょうか?

体内でビタミンCがどんな働きをするかというと、コラーゲンの製造です。

コラーゲンは皮膚や軟骨といったたんぱく質の一種で、人間の活動には必要不可欠な存在です。

人間の組織は時間の経過と共に古くなり、絶えず新しいものが作られています。

一説ではその周期が6~7年ともいわれていますから、意外に早いですよね。

そのためビタミンCが欠乏するとコラーゲンが製造されず、新品の肌になるまでに時間が必要になるということです。

活性酸素の除去

美肌を保つのにやっかいな存在が「活性酸素」です。

年齢を重ねる老化を化学的な言葉にすると「酸化」になります。

人間もゆっくりと酸化(老化)していますが、分かりやすい例えが皮を剥いたリンゴでしょうか。

リンゴの皮を剥いた状態で数時間放置すると、最初は表面が新鮮な黄色だったのにどんどん茶色になっていきます。

これは皮という壁がなくなったことで、リンゴと空気中の酸素が直接結びつくことによって起きます。

人間の老化を促進する酸素を「活性酸素」といいます。

活性酸素はストレスや疲労などで生じて、病気の原因にもなります。

要はこの活性酸素を除去するのが重要ですが、その役割は抹茶に含まれている「カテキン」が担ってくれています。

カテキンは「抗酸化物質」と呼ばれ、活性酸素を撃退してくれます。

つまり抹茶には、今ある肌が老化(酸化)しないように予防する効果もあるのが分かります。

健康効果やダイエットの効能がある?

さらに嬉しいことに、抹茶にはダイエット効果もあります。

体重を増やす原因はいろいろあれど、いちばん気になるのが「脂肪」ですよね。

なんと抹茶には脂肪吸収にも効果的です。

まず体内に入った油は胆汁によって乳化(にゅうか)という状態になります。

乳化という単語は聞きなれないかもしれませんが、混ざり合わないものが無理やり混ざった状態と覚えておいてください。

胆汁によって乳化された油は最終的に、小腸で吸収される状態にまで変化します。

ここで油を阻止するのが活性酸素の除去でも有効な「カテキン」です。

カテキンは肌の老化防止どころか、油が胆汁によって乳化を防いでくれます。

油が胆汁で乳化をするのは、体内に取り組みやすい状態にするためです。

つまりカテキンは油から体を守ってくれるというのが分かりましたね。

続いて脂肪と戦ってくれるのは「カフェイン」です。

カフェインといえば眠気覚ましのイメージが強いですが、内蔵脂肪を優先的に燃焼してくれます。

さらにカテキンにも内臓脂肪・皮下脂肪を優先的に燃焼する効果があるので、もう怖いものナシですね。

▼抹茶の論文を簡単に紹介してます

抹茶のデメリット|副作用はある?

体に良いことばかりな抹茶ですが、もちろん飲み過ぎは良くありません。

過ぎたるは及ばざるが如しというように、抹茶を飲みすぎると健康に害を及ぼす可能性もあります。

まず知っている方も多い「カフェイン中毒」です。

カフェインは効果的に摂取すれば良いところばかりですが、過剰に摂取すると中毒になります。

  • 不眠
  • 精神が昂る
  • 胃腸不良
  • 動悸

といった症状が出るようになり、場合によっては意識が消失することもあります。

続いての怖い症状が「尿管結石」です。

俗にいう「石」と呼ばれる病気ですが、ギリシャ神話に登場するメドゥーサやゴーゴンとは違いますよ?

尿管結成とは腎臓や尿道で石が作られ、詰まってしまう状態のことをいいます。

自然に排出されることもありますが激痛を伴い、治療のために超音波などで砕くといったこともされています。

尿管結石の原因は「シュウ酸」という老廃物が、体内のカルシウムと結合することで「石」になります。

シュウ酸は特にお茶が豊富に含んでいますが、野菜にも含まれています。

下記にシュウ酸の含有量を記載しています。

食品名シュウ酸の含有量(100gあたり)
緑茶1000mg
玉露1350mg
ほうれん草800mg
レタス300mg

驚いた方もいるでしょう。

なんとお茶に含まれるシュウ酸は圧倒的に多いばかりではなく、体に良いほうれん草やレタスといった野菜にまでシュウ酸は豊富に含まれています。

抹茶に含まれている栄養成分の効果は?

抹茶に含まれるビタミンCが美容に効果的だと説明しましたが、そのほかのビタミン成分が含まれています。

ビタミンA

ビタミンAはレチナールやレチノイン酸の総称で、目や皮膚の粘膜に効果的です。

そうです、ビタミンAはブルーベリーでお馴染みですよね。

在宅ワークでパソコンやタブレットを見る機会が増えたり、寝る前についつい暗いところでスマホを見ることは当然目にも悪影響があります。

しかしビタミンAが豊富に含まれていることで、こういった不安も少しは取り除けるのではないでしょうか。

ビタミンE

ビタミンEは血栓予防や血圧低下にも効果的です。

ご高齢の方が動脈硬化などで倒れられる話はよく聞きますよね。

血管の病気は初期症状がほとんどないため、自覚症状もありません。

知らぬうちに血栓ができてる…ということもあるでしょう。

そういったことを防ぐためにも、抹茶を飲むことでビタミンEを効果的に摂取することはオススメです。

 

抹茶のおすすめの飲み物&食べ物|効能・効果は?

抹茶をそのまま飲んでも美味しいですが、他の食材と組み合わせることでさらなる効果を期待できます。

また苦い&味が濃いのが苦手…という方にもオススメなレシピを紹介します。

①豆乳抹茶オレ

牛乳と合わせた抹茶オレも美味しいですが、健康を意識するには豆乳が断然オススメです。

大豆に含まれているオリゴ糖がお腹を整えることで、美肌効果も期待できます。

腹持ちも良いのでダイエット中の方も飲んでほしい一品です。

②抹茶の生姜湯

冷え性に悩む方のに飲んでほしいのが生姜湯です。

これからさらに冷える時期…茶道をする方にはおなじみの釣り釜+筒茶碗の季節ですね。

冷えは万病の元と言われていますが、生姜には体を温めてくれる効果もあります。

なんと生姜は漢方にも欠かせない存在で、8割の漢方に生姜が含まれてるといわれています。

③抹茶納豆

え?納豆に抹茶をかけるの?と思いますよね。

納豆が体に良いことは分かってますが、肝心の味が心配というように私も思いました。

だけど心配はありません、美味しいんです。

抹茶のほのかな苦さと納豆が、意外にもマッチします。

天ぷらなどに塩をかけますが、抹茶塩という商品もあります。

ご飯のおかずにもなるような食材にも、意外なアクセントになってしまう抹茶は恐るべしです。

 

抹茶を使った美容商品の効果は?

美容に特快した抹茶商品といえば「パック」がオススメです。

イメージが難しいかもしれませんが、泥パックに近いと考えると分かりやすいでしょうか。

さまざまなメーカーから発売されており、なかにはサトウキビや酒粕と配合させたものまで発売されています。

もちろん抹茶といえど、口にするものなので顔に塗っても安心ですね。

体内と体外からの抹茶アプローチで、さらにキレイになりましょう。

【Q&A】抹茶に関するよくある質問

それでは最後に、抹茶に対する素朴な疑問にお答えします。

美容と健康のために抹茶生活を始めたいけど、まだ不安があるという方は必見です。

最初に紹介した抹茶の成分などについても、深堀して説明しています。

抹茶の効果的な飲み方!タイミングは?毎日飲む?

効果的に抹茶を取り入れたいという方は、もちろん紹介したレシピがオススメです。

そのまま飲みたいという方にオススメなタイミングは「朝」です。

「朝茶はその日の難逃れ」「朝茶は七里帰っても飲め」

というように起きてすぐお茶を飲み忘れたら、自宅から30km以上離れていたとしても帰宅して飲んだ方が良いということわざもあります。

現代では迷信のように捉えられがちですが、実は化学的にも朝茶の効果は証明されています。

ダイエットをしている・朝の目覚めが悪いという方は特に朝抹茶をスタートしてみてください。

体を動かす前に抹茶を飲むことで、脂肪燃焼効果や覚醒効果によりスッキリとした状態で一日のスタートを切ることができます。

緑茶と抹茶では栄養や効能に違いがある?

基本的に緑茶と抹茶は「カメリアシネンシス」という葉っぱから作られており、含まれている成分に違いはありません。

抹茶が特別な理由は「覆下製法」という製造過程にあります。

栽培過程で茶葉に黒い布をかけて、日光を遮断します。

これによりタンニンと呼ばれる渋味成分が少なくなる代わりに、テアニンという旨味・甘味成分が豊富になります。

玉露も同様に作られており、通常の緑茶やほうじ茶に比べて値段が異なるのはこのためです。

さらに通常のお茶はお湯から成分を抽出するのに対して、抹茶は茶葉をすり潰して直接体内に取り込みます。

そのため茶葉の成分を余すことなく体に入れてるため、効果が大きいのは説明するまでもありませんね。

ちなみに抹茶の飲み方は抽出に対して「攪拌」(かくはん)と呼ばれ、世界でも日本人だけがこの飲み方をしています。

抹茶の飲みすぎは体に悪いって本当?

抹茶の飲み過ぎは良くないというお話をしましたが、もちろん摂取そのものが悪いわけではありません。

過剰摂取が問題なだけで、普通にお茶会などで飲む分には問題ありません。

ただ過去に尿管結石になった方や、腎臓疾患のある方は量を減らすなどの工夫が必要です。

抹茶の摂取に不安があるという方は

  • 水分を多めにとる
  • 動物性のたんぱく質や脂肪の摂取を控える
  • クエン酸を摂取する

といった方法で予防できます。

まとめ

今回の記事では、美容と健康に嬉しい抹茶の効能について紹介しました。

抹茶は和菓子と一緒に楽しむものというイメージが強いですが、なんと健康食品としても優れたものでしたね。

確かに考えてみれば、抹茶を欠かせず飲んでいる茶道の先生方は元気な方が多いです。

毎週お稽古で一杯飲むと考えても、20年・30年と続けていれば結構な量になるはずです。

茶道は知識や上品さが身に付くだけでなく、美容や健康にも効果的なんて嬉しいこと尽くしですね。

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