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骨董の語源・歴史について調べてみた

 2016/01/31 骨董
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「こっとう」という音は柔らかく聞こえますが、
「骨董」と漢字で書くと、何やら難解なイメージになりますね。
特に「董」の字は、普段は使わない漢字ですし・・

さて、「骨董」の語源はどこにあるのでしょうか?
歴史と合わせて探ってみましょう。

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漢字の意味

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漢和辞典で「骨」とひくと、
身体の一部としての「ほね」という意味が
最初に出てきます。
その他、「人柄・品格」という意味もあります。
また、「骨組み」「物事の要点」「要領」といった意味が
あてはまります。
「董」は、
「ただす。とりしまる。」という意味
現代の中国では、「董事会」 というと、
取締役会という意味になります。

加えて、「芯になる大切なもの」という意味も持っています。

つまり、骨+董は
骨組み・中心になるもの、つまり
「大切なもの」という意味のようですね。

 

大切なものではなかった?

漢字研究の第一人者である白川静博士の「字統」では
「骨董」は
「由緒めいかした雑物で、玩具喪志の恐れのある個物」
としています。

価値があるものというよりも、

何やら「怪しげ」なもの
というニュアンスですね・・。
江戸時代には、骨董とは
「ごたごたした雑多なもの。つまらないもの」
という意味でした。

例えば、
「骨董飯」とは五目飯のように様々な具がはいったご飯
「骨董箱」は雑多なものを納めておく箱
という使われ方をしています。

江戸時代中期になると、
昔の人が愛用した道具類のことを「骨董」と呼ぶようになり、
さらに、明治時代になると、
価値のある古いものを「骨董」と呼ぶようになります。

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さて、価値ある古いものとは、どんなものでしょう?
ただ、古ければよいというわけではなく、
完璧な状態が保たれていればよいというわけでもないようです。

白川博士が示唆するような
「人を魅きつける少し怪しげな力を持つ道具」
が骨董ということになるのでしょうか。

なお、「骨董の意味」については、
骨董の意味とは?
に詳しく書いています。

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骨董の歴史

 1  室町時代

骨董を収集して楽しむという風習は
中国から伝わってきたと言われています。

室町時代、足利家の将軍は、代々、中国の禅宗の文化に憧れ
様々な美術品・骨董品を、当時の中国、明との貿易で手に入れ、
秘蔵しました。

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2 織田信長の名物狩り

信長の名物道具収集は、永禄11年に上洛した際、
堺の商人から
茶器を献上されたのがきっかけとさ
れています。

信長は、中国から到来した茶道具類を多数求め、
それは、「名物狩り」と呼ばれるほどでした。

また、信長は、収集した道具類を政治的に大いに利用します。
自らの茶会で高価な茶道具を披露し、
配下の武将たちに、それらを褒章として与えたので、
茶入が一国一城の価値があるとも言われました。

3.江戸時代

茶道や煎茶が一般に広がると、
骨董収集の趣味も次第に庶民にも広がります。

しかし、室町幕府—織田信長と伝わった名器は、
大名家か一部の豪商の家に秘蔵され、
表に出てくることはありません。

そこで、この頃から、骨董品を専門に販売する店が登場し、
秘蔵された骨董品を、密かに取り付いだりしていたようです。

4 明治期以降

明治維新により、骨董品、古美術品の流通には
大きな変化が起こります。

廃仏毀釈の影響で、
仏像や仏具が安価で売りに出されてしまいます。

経済的に息詰まった大名家は、
代々受け継がれてきた茶道具や骨董品を売り立てました。

一方で、明治から大正時代に力をつけてきた新進の財界人たちは、
積極的に茶道具や骨董品を収集し、
大寄せの茶会などで披露していきます。

 

現代の骨董

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現代でも、骨董屋は全国に多数あり、
骨董鑑定のテレビ番組が長年続くなど
骨董収集は今も多くの人を惹きつけています。

掘り出し物を見つける人がいる一方
大損をする人を出すのも骨董。

それでも、収集をする人が多いのですから
現代における骨董とは、
「古くて価値のあるもの」というより、
白川博士の示唆する
「怪しげな魅力のあるもの」
の方がぴたりとあてはまるようですね。

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