働く女性が増えて、茶道のお稽古は会社で仕事を終えてからという方が
多いですよね。
私も、その一人。
当然、いつも洋服でお稽古をしています。
洋服での点前に慣れてしまうと、
茶会本番、着物でお点前となった途端
袱紗がうまく帯に挟めなかったり、
着物の裾が絡まってうまく立てなかったり・・
という事態でオロオロということに成りがちです。
そうならない為にも、洋服の上に付けられる稽古着は
お稽古の際に用意したいものですね。
お稽古着ってどんなもの?
お稽古着は、文字通り、茶道のお稽古の際に身につけるもの。
上半身はエプロンのようなものですが、
胸元が着物の合わせのようになっており、
懐に懐紙、袱紗をはさめるようになっています。
袖がついてるものもありますが、
袖なしのベストタイプが一般的。
エプロンの紐部分は、身体を一回り、
丁度、帯の上部の位置に結びます。
こうすることで、袱紗をつける位置が確認できますね。
下半身は、着物と同じように、あるいは巻きスカートのように
腰に布を巻きつけて着用します。
こうすることで、着物を着た際の立ち座りや、
歩き方の練習になるのです。
手作りできる?
もちろん!
裁縫が得意な人ならば簡単にできますよ。
(但し、私は裁縫が苦手で、作ったことなないですが・・)
私の通うお稽古場には、先輩が作ったお稽古着があるので、
どんな作りになっているかご説明しましょう。
下半身は、腰から足首までの丈の布の上部に
紐が縫い付けてあるだけ。
本当に幅の広い前掛けのようです。
上半身、ベストタイプのものは、三関係の布2枚を
着物の襟もとのように縫い合わせます。
丈は、肩からちょうど帯の上部あたりまで、
三角形の上部から紐が出ていて、
肩から背中を交差させるように縫い付けます。
三角形の底辺の下側、両脇の下は
ボタンかリングをつけておきます。
紐は、ぐるりと身体を1周させて
結べるように
長めにとっておきましょう。
また、マジックテープなども活用すれば、
簡単に着脱できるお稽古着ができると思いますよ。
布地と紐
袱紗はさんだり、懐紙を懐にしまうので、
布地はある程度厚さがあって、
しっかりしたものがよいでしょう。
紐もしっかり結んで、袱紗をつけますので、
丸紐よりも、十分に幅のある平たいものにしましょう。
滑りやすい素材だと、紐が途中で緩んでくることもあります。
綿などのしっかりした素材の方がよいですね。
お稽古着を買う場合は?
お裁縫はどうも苦手・・という私のような方は、
買ってしまった方が早いですよね(笑)
ベスト式のお稽古着はおよそ 円で
販売されています。
二部式で、上半身には袖もつき、下半身も着物のように
本当の着物のように、全身を覆うものだと
円程度です。
二部式のお稽古着は、洋服の上にまとっても、
完全に着物のように見えます。
着物の上に羽織れば、完全に着物を覆ってしまうので、
水屋での洗い物やお抹茶の準備などの際に
着物の汚れを防ぐことができます。
着物用エプロンとしても活用できるので、
水屋のお手伝いをする方には、一つもっていれば便利ですね。
「茶道具おおにし」で取り扱っていますので、
興味のある方、ぜひ、問い合わせてみてください。
茶道具おおにし
電話:073-423-0734
e-Mail: t.ohnishi2011@gmail.com
お稽古に持参しよう
ベスト式のお稽古着なら、比較的簡単に作れますし、
ネットで購入することもできます。
お茶会でのお点前を控えているという方、
着物でのお点前になれるためにも
1枚手に入れて、お稽古に持参されてはいかがですか?
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