茶道を楽しく続けたい、あるいは真剣に茶道を極めて行きたい、
とそれぞれのスタンスで稽古に通っている人でも、
茶道の先生との相性がどうしても合わなくて
結局稽古を辞めざるを得なかった、という話は実は少なくありません。
習ってみなければわからない先生との相性を見極められれば、
初めて茶道教室の門をくぐろうとしている人も安心ですね。
茶道教室の見学にいくつか行ってみましょう
最近は教室のホームページや先生個人がブログをやっていて、
先生の人柄や通っている人達の雰囲気などの情報も
つかみやすい所が増えています。
ただ、やはりそれは実際に足を運び、
お会いしてみなければわからないものがあります。
ここは手間でも見学を申し込み、体験させてもらいましょう。
カルチャーセンターで期間限定で開催されている茶道教室に行けば、
短期間でいろいろな先生と会うこともできますね。
その先生が開いている教室のことも聞けると思います。
茶道の流派を選びましょう
茶道には流派があります。
三千家といって表、裏、武者小路という三大ビッグネームが
ありますから、どこの流派で習うのかを決めるのは大切です。
表千家でずっとやっていたけれど、先生との相性が良くないので
裏千家に変えた、というのはほとんどあり得ません。
基本的な茶道の教えは同じですが、許状の違いや細かな所作、
持ち物なども違う上に、違う流派をもう一度最初から
さらうことになってしまいます。
一人の先生に習っていて、許状や資格を取ったのに、
流派を変えてしまった故にそれが生きてこない、
ということにもなりかねません。
許状を得るには費用もかかります。
他の記事で、茶道の流派の種類についても紹介していますから、
参考にしてください。
実際に通っている人から情報を得ましょう
もし知り合いに茶道をやっている人がいれば、教室の雰囲気や
先生のことを知るチャンスです。
具体的に、自分の聞きたいことを尋ねて納得の上で
見学に行くと良いでしょう。
茶会などでは教室の先生や門下生の様子が見られます。
年齢層や人数も自分が入ってやれそうかを決める
重要なポイントです。
茶会の合間に、先生のことなど質問する機会があれば
逃さないようにすると良いですよ。
実際の茶道教室でのお稽古については和美×茶比の
こちらの記事がおすすめです。
和美×茶比
茶道は個人レッスンよりもグループがおすすめ!その理由は?
茶道のお稽古の時間はどのくらい?
月謝、その他かかる費用を調べましょう
これは先生との相性とも関わりがあります。先生の考え方によって、
実際の茶道教室では月謝制のところもあれば、
その都度稽古代を払うところもあります。
また、お茶事では月謝とは別に費用がかかりますし、
お中元、お歳暮、その他お礼代も必要になります。
最初から聞いておくことも必要です。
教室によって費用は様々ですから、後から知って
こんなはずじゃなかったと思わないようにするためにも、
明確にしておいた方がいいでしょう。
さらに、着物や道具も揃えていくかもしれません。
最初から準備する必要はないにしても、その後の計画もざっと
立てておくといいですね。
茶道教室の月謝などについては、和美×茶美のこちらの記事が
参考になるのでごらんください。
忘れずに!自分のことも見られている!
当然ながら見学の際、その教室のことを品定めする、
値踏みするという態度は絶対いけません。
先生の方でもお断りしたいような生徒に来てほしくないでしょう。
茶道の心得は和敬静寂。
謙虚に、相手を敬い、清らかな身と心で
教えて頂きたいという姿勢で
臨みましょう。
見学に行くということは他の生徒さんからも見られているわけです。
茶道を共に学ぶ仲間として、是非一緒にやりましょうと
言ってもらえるような姿勢は大切です。
先生との出会いも一期一会。お互いに相性ぴったりと
いうことは稀であるかもしれませんが、
その逆もまたあり。
素晴らしい先生との出会いがきっとありますよ!
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