茶道を何かとても高尚なものと思っている方、
婚活に利用するなんてとんでもない!
とお怒りになられる方、まあ落ち着いてください。
秀吉・利休のいた時代から、茶道の場は単なる
文化教養の学びや交流のためだけのものでなく、
政治・政略的ドロドロの内面試合の戦闘地でも
あったことは周知の事実。
当然、茶道の場が男女の出会いの場であった
こともおわかりでしょう。
人と人との出会いのきっかけになる茶道、
今回は結婚という切り口からみていきましょう。
茶道を婚活にできる人、できない人
茶道をやっている人のイメージを10代から
80代までの人に聞いたことがあります。
よかったら和美×茶比サイトのこちらを参照してください。
基本的にとても良いイメージなのです。
ただし、男女ともに婚活で「ご趣味は?」と聞かれて
茶道と答えると反応は大きくわけて2つに分かれます。
事実とは全く関係なく「上品、気遣いができる、教養がある」と
「金がかかる、まじめ過ぎ、頭が固い」です。
当然、前者のイメージをもたれた場合には
茶道を思い切り婚活に使えるのです。
婚活は言うまでもなく結婚を前提にするものですから、
「上品で気遣いができて教養がある人を求めている人」には、
茶道で得た知識やたしなみといったものは
結婚後に実に役立つものとして、実に有利なのです。
後者のイメージを持つ人は、その時点で結婚相手としては
選ぶ対象となりにくいでしょう。
相手が茶道をやっている自分に好感を持つのであれば、
茶道を婚活にするのも悪くないでしょう。
婚活パーティやイベントで「セレブ」にこだわる人
茶道をやっているような人を結婚相手にしたい、
という相手はどういう人でしょうか。
セレブ=金持ちという短絡的思考では話は終わりです。
仮にセレブを政治的立場にある人、公の場に夫婦で出席することが多い人、
人脈や家系との関係が深く、家族ともに
家業や仕事についている人、を指すとします。
いかがでしょう、ここに挙げたような立場の人に必要なのは、
きちんとした礼儀作法やマナー、心配りといったことが
必要不可欠なものばかり。
パートナーとしてこれらのことは
絶対条件だといっても過言ではありません。
どんなに人柄が良くても、正しい敬語を使い、
正しいお辞儀ができ、美しく物を食べたり飲んだり、
扱ったりするときに不快にならない作法を学んでいなければ、
その後の結婚生活に多少なりとも支障をきたすこともあるのです。
同じセレブでも、その求めているものによって
茶道が必要かどうかは変わってきます。
茶道=セレブと結婚ではない!
いうまでもなく、茶道をやればセレブと出会い、
結婚できるのではありません。
出会いはあってもそこでちゃんと茶道の心得を
学んで実践している人に、そういったものを求めている人との
間にチャンスがあるのです。
もちろんそれ以前に人間性や相性というものが
大前提ではありますね!
婚活にマイナスにはならない和の習いごと
和の習いごととしてあげられるのは
主に茶道、華道、書道などです。
礼儀、教養、集中力、持続力が総動員の習いごとです。
セレブになろうがなるまいが、
一般社会生活において役立たないものは
どれ一つとしてありません。
むしろ年齢を重ねるごとに重要になってくるものばかりです。
さらに、海外に出たときにあなたが和の習いごとで得たものは、
日本人へのまなざしを敬意あるものにする
一助となるでしょう。
そこで国際結婚になる時だってあるかもしれませんよね。
最後に、茶道をやっていると言って
「金がかかって、あたまの固いマジメ人」と思われたら、
相手に見る目がないんだ、と開き直ってはいけません。
もしかしたらそう感じるような雰囲気を
与えているかもしれない自分自身を
もう一度見直してみてくださいね。
茶道をせっかくやるのに、もったいない!
自信を持って茶道に励みましょう。ただし謙虚に。
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