来年の年賀状のことをそろそろ考え始める時期になりました。
お世話になった茶道の先生に年賀状を書かなくては!
でも親戚や会社向けに送る年賀状と同じでいいのかなあ、と疑問に思った人。
そうです、茶道をせっかく習い始めたのならきちんと
礼儀にのっとった心のこもった年賀状を先生に送りましょう。
茶道の先生に送る年賀状の文面
まず、手書きにこだわりましょう。
うまいへた、ではなく一字一字丁寧に書くことが重要です。
まずは一般的な文面から。
明けましておめでとうございます
旧年中は何かとご指導を賜りありがとうございました。
○○で詳しくご教授いただいたことは新年からの
お稽古にいかしていきたいと考えております。
本年もご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
昨年中は大変お世話になり、一年間ありがとうございました。
今年も技術、精神両面の向上を目指して頑張りたいと考えております。
何卒、よろしくご指導の程お願いいたします。
先生にとって幸多き年となりますようお祈り申し上げます。
一般的なビジネス向けの年賀状の文とそれほど変わりませんが、
要は自分の思いを自分の言葉で伝えるようにした方が良いですね。
先生との距離感によっても変わりますが、
○○の時のお茶事では冷や汗をかきました、など、
先生にしかわからないエピソードなどを入れても、尊敬と親しみの
こもった文面になると思います。
年明けの茶事やお稽古に対する抱負などを交えても
とてもいいと思います。
茶道の先生への年賀状、宛名は「様」?「先生」?
一弟子として先生に送る年賀状ですから、宛名は先生で大丈夫です。
例えば20~30代の生徒が高齢の先生に年賀状を出すのなら、
当然宛名は先生で書いて全く問題ありません。
ところが先生との年齢が近い時や、あるいは
先生の方が自分より若い時。
事実上、先生なのですから宛名を先生にして
間違いではありません。
が、実際先生の方ではちょっと困ったな・・
と思う方もいるようなのです。
しかし、そこはブレてはいけません。
年下であろうと、同年齢であろうと、茶道の師。
そういう気持ちこそが最も大切です。
先生には先生と堂々と書きましょう!
茶道の先生にお礼状を書く時には?
年賀状を書く季節、年末はお歳暮の季節でもあります。
お歳暮を先生にお持ちする時、あるいは遠方で
送らなければいけない時には、お礼状を添えます。
年末も近いということを考慮した文面にしましょう。
謹啓
年の瀬もいよいよ押し詰まり、何かとご多忙の日々を
お過ごしのことと存じます。
日頃は、多大なるご配慮にあずかり、心より御礼申し上げます。
つきましては、本年の感謝の気持ちを込めまして、心ばかりの品を
別便にてお送りいたしましたので、ご笑納いただければ幸に存じます。
ご家族の皆様おそろいで幸多き新年を迎えられますよう
お祈り申し上げますとともに、来年も変わらぬご指導の程、
宜しくお願い申し上げます。
略儀ながら、書中をもちまして歳末のご挨拶申し上げます。
先生から何かを頂いたりした場合も、すぐにお礼状を送りましょう。
例えば
・・・さて、この度は温かい励ましのお言葉に添えて、
結構な品を頂戴しまして誠にありがとうございます。
私が今年一年大過なく過ごすことができましたのも先生の
お陰と心より感謝しております。
来る年もご指導を賜りますようお願い申し上げます。
甚だ略儀ながら、書中をもちましてお礼を申し上げます。
年賀状もお礼状も、敬語を正しく使うこと、
季節の挨拶文を入れることをきちんと押さえておくことが重要ですね。
社会人のマナーとしてもこういった文章に慣れておくことは必須です。
臆せず、先生に気持ちを込めて年賀状を送りましょう!
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