茶道

茶道のつくばいの作法とは?

茶道
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茶道のお茶会に招待された時、
たとえ初めてのお茶席でも、基本的な作法を知っていると
緊張に終始することなく楽しむことができます。

ふだんのお稽古ではつくばいを使うことがあまりないので、
いざお茶会となると、作法がわからないと困りますよね。

茶道でのつくばいの方法を見て行きましょう。

つくばいとは?

つくばいは、蹲踞と書きます
客が茶室に入る前に、這いつくばるように、
手や身を清める場所です。

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手と口をすすぐように置かれている手水鉢
手水を使う時に乗る前石
周りに敷き詰められている小石の
湯桶をおく湯桶石、行灯を置く手燭石

これらの総称をつくばいといいます
それぞれの配置の仕方は流派によって違います

 

茶道のつくばいの作法


茶会では待合で、亭主の迎付を待ちます
送付と案内を受けると、正客からつくばいに向かい
順番に使っていきます。

  1. 自分の番になったら、蹲踞の前にしゃがんで、
    右手で柄杓に手水鉢の水を汲みます
    まずは柄杓半分の水で左手を清め
    柄杓を持ちかえて右手を清めます
  2. 柄杓を右手に持ちかえて、水を汲んで
    左手に水を受けます。受けた水で口をすすぎます

  3. 柄杓に残った水は柄杓を立てて、静かに流して柄を清めます

  4. 柄杓があった場所に戻します。
  5. 自分のハンカチや、置いてあるお手拭きを使って手の水を拭きます。
  6. 次の人にどうぞ、と礼をします。

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露地の中のつくばいの重要性

茶室の外は露地(ろじ)という庭になっています。
その露地の腰掛で亭主の迎え付けを受けて、
つくばいで身を清めてから茶席に入ります

つまりつくばいは、俗世から離れるという結界でもあるのですね

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露地の苔むした風情はそれを眺めて楽しむことだけでなく、
神聖な茶室へと至る道として、
つくばいは特に重要な意味を持っているのです

 

有名なつくばいと言えば・・龍安寺

京都の龍安寺といえば枯山水の石庭があまりに有名ですが、
こちらのつくばいも負けていません。

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なにしろ、知足の蹲踞(つくばい)とよばれるこのつくばいは、
水の溜められる四角の水穴を口の字として、
周りに文字が書かれてあります。
20110409Ryoanji[1]

吾唯足知(われただたるをしる)とは欲張らず
今の自分を大切にせよ、足る事を知る人は不平不満が無く
心豊かな生活を送るということです。

知足の心を図案化したこのつくばいは
徳川光圀が寄進したものといわれています

 

まとめ

さて、つくばいの作法覚えられましたか?
それほど難しいことはなく、理にかなった簡潔な作法ですね。

清める順番は左手→右手→左手で口→右手で柄杓の柄

これだけです。身を清めたら、さあいよいよ茶室に入りましょう。
結界を越えて清浄な空間へ。

 

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