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茶室の間取りの種類を紹介!

 2015/08/19 茶室
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茶の湯のための特別な部屋が茶室。
但し、間取りや設えが一通りに決まっているわけではありません。
広さも、2畳、4畳半、6畳、8畳・・など様々。
茶室の間取りについて、改めて整理してみましょう。

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小間と広間

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4畳半以下の間取りの座敷を「小間」
4畳半以上15畳くらいまでの座敷を「広間」といいます。

小間と広間は単に広さの違いだけはありません。

小間は「草庵風」。
丸太の柱、土壁など自然の素材を活かして、
侘びた風情に仕上げています。

広間は「書院風」。
柱は面取りしたもので、柱を水平につなぐ長押を具え、
格調高い雰囲気の部屋になっています。

小間と広間では風情が異なるので、
取りあわせる道具も異なります。

因みに、4畳半の茶室は、「小間」にも「広間」にもなります。
草庵風か書院風か見極めて使用しましょう。

 

小間の種類

利休が作ったと伝わる京都山崎の妙喜庵待庵は2畳の小間です。
利休は、もっと小さな1畳半の茶室を聚楽屋敷に作りましたが、
秀吉の意に沿わず、2畳に直したと言われています。

桃山時代、江戸時代の茶室には、
このような本当に小さな小間もありますが、
現代の邸宅に付属する茶室は4畳半が一般的です。

小間には台目畳を使った間取りもあります。
台目畳とは、通常の畳の4分の3の長さの畳です。
3畳台目の茶室といえば、3畳+台目畳という間取りです。

台目畳は、点前で亭主が座る点前座に使います。
台子や棚が使えないため侘茶の点前になるため
台目畳のある茶室は、4畳半以上でも草庵風の
小間の扱いになります。

 

小間の間取り

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小間の基準となる4畳半を例にとって、間取りを説明しましょう。
点前の際に亭主が座る畳を点前畳といいます。
床の前の畳が貴人畳
貴人畳に並ぶのが客畳で、通常、客はこの畳に座ります。
亭主が出入りする茶道口の前の畳は踏込畳といいます。

炉の時期は、4畳半の中央部は炉を切った半畳の
炉畳が使われます。
風炉の時期は踏込畳が半畳になり、
客畳と踏込畳の間に1畳の通い畳が敷かれます。

基本的に、床と客畳は亭主が着座した時に右側に来るように
配置されており、これを本勝手といいます。
亭主の左側に客畳がくる配置を逆勝手といいます。
この場合、亭主の点前は、本勝手の場合と異なるので、
注意しましょう。

また、小間には客の出入りに使う躙り口が付けられています。

 

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書院風の広間の間取り

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書院風の広間では、小間では見られない設えが具わっています。
床柱は、面取りした角柱が使われます。
床の間わきには、前に障子がはまり縁側に張り出した棚
付いている広間もあります。
これは、付書院というもので、
もともとは明かりをとった文机として使われていたものが、
座敷飾りとなったものです。

床の脇に飾棚を具えている部屋もあり、
そこには文箱・硯箱などを飾ります。

 

名茶室の間取りは様々

茶室の基準は4畳半と述べましたが、
名席と言われる茶室の間取りは様々です。

例えば、前述の利休の待庵は、2畳で非常に侘びた風情です。

薮内家の燕庵3畳台目ですが、
間仕切りを隔てて相伴席がついています。
武士が茶道の中心となる時代、
武将についてきた家臣にも茶を振る舞うことができるように
工夫された間取りです。

国宝に指定されている織田有楽が建てた如庵は、2畳半台目
床脇に三角の地板を入れて、壁を斜めに入れています。
これは有楽囲と呼ばれ、有楽自身の工夫によるものです。
躙り口を正面でなく土間庇のある右手に設置したり、
窓には竹を詰め打ちにしたりと
随所に有楽の創意がちりばめられた茶室です。

茶室の間取りは、それを建てた人の個性や、
目指した茶の湯の姿を表しているのです。

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