茶道を習い進めると、濃茶の稽古に入ります。
茶入と仕覆の手数が増える分、覚えなくてはいけないのが
その仕覆の結び方です。
何度も繰り返して練習すれば
自然な動きで結べるようになります。
茶道を始めたばかりの頃は、お稽古の前に水屋で
仕覆の結び方や解き方を何度も確認したり、
うちにある巾着袋を使って何度も練習したものでした。
今回は仕覆の結び方のわかりやすい動画を紹介しますので、
是非役立ててくださいね。
仕覆の結び方
濃茶を習い始めうちは、茶入に抹茶が入っている状態で
結び方を習うと思います。
- 茶入の正面と仕覆の紐の輪を正面に合わせます。
- 結び目が仕覆の口に来るように、輪を手前に引いてきます。
- 輪の右の紐を左の紐の上に交差してかけます。
- 上になっている右の紐を下から向う側の穴に通します。
- 両方の紐を引いて、同じ長さになるように整えます。
- 左の紐を折り曲げ、右の紐をその上から奥へと渡し、
交わってできる穴へ通してきます。
仕覆の結び方を動画で見てみましょう
分かりやすい動画があるので、こちらで紹介します。
茶入の中身がない時の結び方
これまでやった仕覆の結び方と途中までは同じです。
- 両方の紐を引いて、下の輪を上の輪にかけます。
- 三つの輪になり、最後に下になった輪を結びの部分にかけます。
他にも仕覆の紐の結び方があります
長緒茶入とは、長緒のついた仕覆に入った茶入を用いる点前です。
濃茶の点前とは同じなのですが、長緒の仕覆には
平茶入を入れるのが通常です。
この仕覆は長い緒なので、結び方も異なり、
茶入の扱いと仕覆の扱いがこの点前の重要な点です。
仕覆の紐をきちんと扱えることは大事です
名物の茶入に名物裂地の仕覆、どちらといえばこの茶道具に
注目しがちです。
こういった重要な道具を扱うためにも、仕覆の紐の結び方を
きちんとできることはとても大切です。
仕覆の紐の結び方一つで、表情が変ってしまいます。
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