自宅に来客があった時に、抹茶を出せたら素敵です。
お茶好きな相手だときっと喜んでもらえるし、抹茶の話題で
会話も弾むこと間違いなし。
海外の人にも日本の伝統文化の一面を少紹介できて言うことなしです!
せっかく抹茶を出すのならば、一番美味しい状態で出したいものですね。
茶道のお稽古の時にはあまり意識したことがないかもしれない、
抹茶をおいしく点てる温度。一体何℃がベストなんでしょうか?
ベストな抹茶の温度は
冬場なら温かく、お湯の温度は75℃~85℃
夏場は冬場よりぬるめに70℃~80℃
これをだいたい目安にしてください。沸騰させたお湯の温度が100℃で、
このお湯を茶碗に入れて、違う茶碗に入れ替えます。
これで約10℃温度が下がります。
2回入れ替えれば80℃なると覚えておきましょう。
やはり寒い時期には熱めの抹茶がおいしく感じられますし、
猛暑の中ならぬるめに入れて氷を浮かべてみましょう。
とてもすっきりした真夏の飲み物として最適です。
抹茶だけでなく、緑茶をふだん入れる時も湯ざましで入れる方が
香りが立って美味しいですよ。
絶対に覚えていてほしいのは、沸騰してぐらぐらのお湯を使わないことです!
水にひと手間かけてみましょう
水道水をそのまま沸騰させても良いのですが、茶道では水は汲んで甕に入れ、
ひと晩置きます。
そしてその上澄みの水を使うのです。
まろやかでとてもおいしいのですよ。
自宅でも、鉄瓶などにひと晩汲み置きしておくと、カルキ臭も抜けるので
抹茶の仕上がりが違います。
もちろんそれから沸騰させるので、雑菌等の心配もありませんね。
抹茶にベストなお湯の量と測り方
茶道で使う柄杓に約半分の量が適量です。
実際のお稽古では初心者のうちは
自分の意志に関わらず緊張などで半分より少なかったり、
多かったりしてしまうのですが・・
自宅で抹茶を入れるならきちんと計量カップで測ってみましょう。
耐熱性のカップなら、湯ざましとして使えるので便利です。
抹茶のベストなお湯の量はだいたい50cc~70ccなので、お湯の量を測って
味の仕上がりの濃さを確認するといいですね。
湯ざまししながらきっちり計ったお湯を、
抹茶を点てる時に使う茶碗に入れてその量を目で覚えておきましょう。
この茶碗なら半分くらいまで、あちらの茶碗なら3分の1くらいまで、
という目安があるととても便利です。
抹茶を出す時のマナー
せっかく抹茶を出すのです。その相手にとって一番ぴったりな抹茶を
差し上げたいところです。先ほども言ったように、
寒い時には熱めの抹茶、熱い時にはぬるめか、冷たい抹茶。
一緒に出すお菓子の種類や味によって、抹茶を少し濃くしたり、
控え目にしたり。カフェインにそれほど強くないかもしれない人には薄めに
・・・といった気遣いは大切です。
また、抹茶を飲んだことのない人は飲み方がわからずに、
気まずい思いをしてしまうかも?相手の立場やその場の状況を察して、
臨機応変に出すのが重要なマナーです。
まとめ~抹茶をふだんから点てて慣れておきましょう~
お湯の量は50cc~70ccを測って、目安となる茶碗にいれて覚えておきます。
お湯の温度は一度入れ替えるごとに10度下がっていきます。
寒い時期には熱めの75℃~85℃、暑い時期にはぬるめに70℃~80℃。
出す相手によって抹茶の濃さや温度を変えられるように、
ふだんから自分で点てて飲んでおくと、お客様にも素敵な
おもてなしができますよ!
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