「お茶の先生って、いつまでも元気な方が多いよね」
という話を聴いたことありませんか?
私の先生ももうすぐ喜寿という年齢ですが、
ご主人の住む伊豆と稽古場のある東京の二重生活。
週末はテニスやゴルフに汗を流して・・・と
40代の私にもできないような
元気な生活をおくられています。
元気の秘訣は、お抹茶をよく飲んでいらっしゃるから・・
ではないかと考えています。
実際に、お抹茶には、健康によいどんな成分が含まれていて、
どんな効果があるのでしょうか。
ストレスを解消するテアニン
テアニンは、緑茶に多く含まれる成分です。
テアニンは、日照時間が短い茶葉に特に多く含まれています。
つまり、茶葉を摘む前にムシロをかぶせて
日照量をコントロールしている抹茶には、
他の茶葉よりも、テアニンがより多く含まれているのです。
テアニンには、肉体的・精神的なストレスを減少させ、
リラックスさせる効果があると言われています。
戦国時代に武将たちが出陣前のひと時に、抹茶を好んだのも
戦いのストレスを軽減させる効果を
期待していたのかもしれませんね。
体脂肪を燃焼させる茶カテキン
トクホのお茶のCMでおなじみの茶カテキンも
抹茶には含まれています。
茶カテキンは、体脂肪を効率良く燃焼させる効果があるため、
ダイエットに大きな効果があります。
美肌に効くビタミンC
抹茶には、ビタミンCも含まれています。
ビタミンCには、新陳代謝を活発にし、
シミやソバカスの原因となるメラニン色素の沈着を
防ぐ効果があります。
野菜や果物のビタミンCは熱に弱いのに対し、
抹茶に含まれるビタミンCは熱に強いのが特徴です。
そのため、温かな抹茶を飲んで
しっかりビタミンCを補給できるのです。
老化防止のビタミンE
ビタミンEは、動脈硬化を制御する作用があり、
老化防止に効果があると言われています。
茶葉にビタミンEは含まれていますが、
お湯に溶けだすことはありません。
そのため、煎茶などではせっかくのビタミンEが
摂取できないのですが、
粉末にした茶葉をお湯と撹拌して飲む抹茶では、
ビタミンEを十分に摂取することができるのです。
気持ちを落ち着ける爽やかな香り
「緑茶の香り」の芳香剤があるように、茶の香りは爽やかで
疲れた気分をリフレッシュさせてくれます。
抹茶の封を切った際の香り、
抹茶を茶碗に入れてお湯を注いだ瞬間に広がる香りで
「はぁ〜」と息をついたことがありませんか?
お抹茶の香りの成分である「青葉アルコール」には、
気持ちをおだやかにする効果があるのです。
赤ワインで話題のポリフェノールも!
抹茶に含まれているカテキンやフラボノイドも
ポリフェノールの一つ。
ストレスが続くと深刻な病気や老化の原因になる
活性酸素が体内につくられます。
ポリフェノールはそんな活性酸素を
体から取り除いてくれる働きがあります。
抹茶は、茶葉をそのまま体内に入れるので、
ポリフェノールの効果が他のお茶よりも
高いと言われています。
カテキンには、殺菌効果
カテキンには強い抗酸化作用と抗菌作用もあるのです。
冬場は、インフルエンザや風邪の予防に、
夏場は、食中毒の予防に効果があります。
食事中や食後に抹茶を飲むと効果があるそうですよ!
二日酔いに効果あるカフェイン
鎌倉時代の禅僧の栄西は、唐に留学してお茶を持ち帰り、
日本に広めた人として知られています。
二日酔いで気分が悪かった時の将軍源実朝に
茶を差し上げたところ、
すっかり気分が良くなったという記録が残っています。
お茶に含まれたカフェインは、疲労回復、覚醒効果があります。
実朝も、カフェインの効果で、頭がスッキリしたのでしょうね。
さて、これだけ健康に効果が高い抹茶!
毎日、飲みたくなりませんか。
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