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【美しい】国宝仏像ランキング!写真・画像一覧

日本文化

【美しい】国宝仏像ランキング!写真・画像一覧

日本には、古来より崇められてきた仏像が数多く存在しています。

たくさんの仏像がありますが、その中でも特に美しいと言われている仏像があることはご存知ですか?

今回は、そんな日本にある美しくて国宝と言われる仏像をランキング形式・一覧にしてみました。

見ただけでも心が洗われてしまうような仏像ばかりなので、この記事で初めて知ったという方もぜひ本物を見に行ってみてくださいね。

美しい国宝仏像ランキングTOP5

日本にある美しいと称される国宝仏像を5つ、ランキングにしてみました。

美しい造形の仏像を、画像とともにご紹介していきます。

救世観世音菩薩


引用元:法隆寺・御朱印

奈良県の法隆寺(ほうりゅうじ)にある「救世観音菩薩(ぐぜかんのんぼさつ)」は、1400年前に造られた日本に現存している木造の彫刻では最古の仏像としても有名です。さらに、法隆寺にある記録の中には、聖徳太子の等身大として造られたと記載があります。

救世観音像はほんと綺麗すぎだから一度生で見ることをお勧めします… Twitter-@hatorion

救世観音うわあああ!見事な黄金色!!めちゃくちゃ綺麗! Twitter-@sosyugetsu

頭から足元の蓮の台座までを1本の木で造られていることも特徴です。くっきりとした目鼻立ちや、その立ち姿・衣装に至るまで、とても綺麗で美しいと有名な仏像でもあります。

法隆寺の夢殿に秘仏として祀られており、見られる時期も春と秋のみと決まっているそうです。春季は4月11日~5月18日まで、秋季は10月22日~11月23日となっています。

見てみたいという方は、法隆寺の特別開帳イベントの際に見に行ってみてください。

十一面観音菩薩立像


引用元:聖林寺HP

奈良県の聖林寺(しょうりんじ)にある「十一面観音菩薩立像(じゅういちめんかんのんぼさつりゅうぞう)」は、760年代に造られたとされる国宝の仏像になります。

昔は四天王に守られるように左右に多くの仏像が並び、後ろには薬師如来が1万体ほど描かれた板絵の中に祀られていました。長い年月を経て金箔の部分は剥がれてしまったり、一部分は大破してしまっている状態です。

しかしその均衡のとれた姿は、ミロのヴィーナスとも比較される彫刻として有名でもあります。

如意輪観音坐像


引用元:由利本荘市公式HP

国宝に指定されている「如意輪観音坐像(にょいりんかんのんざぞう)」は、平安時代の9世紀頃に造られたと言われています。

如意輪観音は必ず法輪と呼ばれる仏具を持っており、自分の意思の如く法輪を巡らせることができる観音様としての働きを意味しています。

そして、人間をはじめとする全ての生き物に財を守りもたらすという働きも担っています。貧困に苦しむ人間を救ってくれる観音菩薩なので、古くから信仰の対象となりました。

楊貴妃観音像


引用元:泉涌寺HP

泉涌寺(せんにゅうじ)の観音堂に祀られている仏像は、その美しさから「楊貴妃観音像(ようきひかんのんぞう)」と呼ばれています。制作されたのは1255年頃の南宋時代だと伝わっています。

月輪大師の弟子でもある湛海律師が中国から日本に持ち帰り、それ以降700年は秘仏とされてきました。しかし、1955年からは一般的に公開をされています。

他の仏像とは違い宝冠には赤などの鮮やかな色が使われており、顔立ちはエキゾチックな風貌をしている他、目鼻立ちは美しいことが特徴でもあります。楊貴妃にあやかり、美人祈願として女性から特に人気の仏像です。

弥勒菩薩半跏思惟像


引用元:中宮寺HP

奈良県の中宮寺(ちゅうぐうじ)にある国宝の仏像、「弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしゆいぞう)」は、飛鳥時代に造られた最高傑作と言われるほどに有名な仏像です。

国際美術史学者の間では、顔立ちの優しさを評して、アルカイックスマイルという言葉で高い評価を得ています。レオナルド・ダ・ヴィンチ作のモナリザや、エジプトにあるスフィンクスと並んで「世界の三つの微笑像」とも呼ばれています。

国宝仏像ランキング【写真・画像一覧】

国宝の仏像が置かれているお寺を、多い順にランキング形式でご紹介していきます。

画像はそのお寺の中でも特に有名な仏像になっていますので、ぜひ本物を見に行ってみてくださいね。

興福寺【奈良県】


引用元:興福寺HP

仏像名 年代
千手観音菩薩立像
(せんじゅかんのんぼさつりゅうぞう)
鎌倉時代
八部衆立像
(はちぶしゅうりゅうぞう)
奈良時代
【八部衆】阿修羅像(あしゅらぞう) 奈良時代
【八部衆】迦楼羅像(かるらぞう) 奈良時代
【八部衆】緊那羅像(きんならぞう) 奈良時代
【八部衆】鳩槃茶像(くばんだぞう) 奈良時代
【八部衆】乾闥婆像(けんだつばぞう) 奈良時代
【八部衆】五部浄像(ごぶじょうぞう) 奈良時代
【八部衆】沙羯羅像(さからぞう) 奈良時代
【八部衆】畢婆迦羅像(ひばからぞう) 奈良時代
十大弟子立像
(じゅうだいでしりゅうぞう)
奈良時代
【十大弟子】迦旃延像(かせんえんぞう) 奈良時代
【十大弟子】舎利弗像(しゃりほつぞう) 奈良時代
【十大弟子】須菩提像(すぼだいぞう) 奈良時代
【十大弟子】富楼那像(ふるなぞう) 奈良時代
【十大弟子】目犍連像(もくけんれんぞう) 奈良時代
【十大弟子】羅睺羅像(らごらぞう) 奈良時代
金剛力士立像
(こんごうりきしりゅうぞう)
鎌倉時代
天燈鬼・龍燈鬼立像
(てんとうき・りゅうとうきりゅうぞう)
鎌倉時代
仏頭(旧東金堂本尊)(ぶっとう) 白鳳時代
板彫十二神将立像
(いたぼりじゅうにしんしょうりゅうぞう)
平安時代
【中金堂所在】四天王立像(してんのうりゅうぞう) 鎌倉時代
文殊菩薩坐像(もんじゅぼさつざぞう) 鎌倉時代
維摩居士坐像(ゆいまこじざぞう) 鎌倉時代
【東金堂所在】四天王立像(してんのうりゅうぞう) 平安時代
十二神将立像(じゅうにしんしょうりゅうぞう) 鎌倉時代
弥勒如来坐像(みろくにょらいざぞう) 鎌倉時代
無著・世親立像(むじゃく・せしんりゅうぞう) 鎌倉時代
【北円堂所在】四天王立像(してんのうりゅうぞう) 平安時代
不空羂索観音菩薩坐像
(ふくうけんさくかんのんぼさつざぞう)
鎌倉時代
【南円堂所在】四天王立像(してんのうりゅうぞう) 鎌倉時代
法相六祖坐像(ほっそうろくそざぞう) 鎌倉時代

興福寺(こうふくじ)には、日本でも一番多くの国宝仏像が納められています。特に、千手観音立像は美しい仏像としても有名で、多くの人が見に訪れています。

仏像が納められている国宝館には絵画や工芸品なども収蔵されており、一般公開もされているため楽しめるスポットになっていることもポイントです。

国宝館の拝観時間は9:00~17:00まで、料金は700円となっています。

法隆寺【奈良県】


引用元:法隆寺HP

仏像名 年代
薬師如来坐像(やくしにょらいざぞう) 飛鳥時代
釈迦如来像(しゃかにょらいぞう) 飛鳥時代
四天王立像(してんのうりゅうぞう) 飛鳥時代
救世観音像(くぜかんのんぞう) 飛鳥時代
百済観音像(くだらかんのんぞう) 飛鳥時代
夢違観音像(ゆめたがいかんのんぞう) 白鳳時代
阿弥陀如来像(あみだにょらいぞう) 飛鳥時代
塔本四面具(とうほんしめんぐ) 奈良時代
行信僧都坐像(ぎょうしんそうづざぞう) 奈良時代
【西円堂】薬師如来坐像(やくしにょらいざぞう) 天平時代
道詮律師坐像(どうせんりつしざぞう) 平安時代
九面観音像(くめかんのんぞう) 唐時代
地蔵菩薩立像(じぞうぼさつりゅうぞう) 平安時代
【上御堂】釈迦如来像(しゃかにょらいぞう) 平安時代
【大講堂】薬師如来像 平安時代
毘沙門天・吉祥天立像
(びしゃもんてん・きちじょうてんりゅうぞう)
平安時代
聖徳太子・山背大兄王・殖栗王・卒末呂王・恵慈法師
(しょうとくたいし・やましろのおおえの・
えぐりおう・そまろおう・えじほうし)
平安時代

法隆寺(ほうりゅうじ)の国宝仏像は、金堂や五重塔などの各種に納められています。

すべての仏像が一般公開・常設展示されているため、いつでも見ることが可能です。

世界文化遺産にも指定されている法隆寺には仏像以外にも多くの国宝が納められているので、ぜひ一度訪れてみることをおすすめします。

東大寺【奈良県】

仏像名 年代
日光菩薩・月光菩薩立像
(にっこうぼさつ・げっこうぼさつりゅうぞう)
奈良時代
【法華堂】金剛力士立像
(こんごうりきしりゅうぞう)
奈良時代
【法華堂】執金剛神立像
(しゅこんごうじんりゅうぞう)
奈良時代
梵天・帝釈天立像
(ぼんてん・たいしゃくてんりゅうぞう)
奈良時代
不空羂索観音菩薩坐像
(ふくうけんさくかんのんぼさつざぞう)
奈良時代
【法華堂】四天王立像(してんのうりゅうぞう) 奈良時代
盧舎那仏坐像(るしゃなぶつざぞう) 奈良時代
誕生釈迦仏立像
(たんじょうしゃかぶつりゅうぞう)
天平時代
【戒壇堂】四天王立像(してんのうりゅうぞう) 天平時代
弥勒仏坐像(みろくぶつざぞう) 平安時代
良弁僧正坐像(ろうべんそうじょうざぞう) 平安時代
僧形八幡神坐像(そうぎょうはちまんしんざぞう) 鎌倉時代
【南大門】金剛力士立像
(こんごうりきしりゅうぞう)
鎌倉時代
俊乗上人坐像(しゅんじょうしょうにんざぞう) 鎌倉時代

東大寺(とうだいじ)は、全国でも3番目に多くの国宝仏像を納めているお寺です。

法華堂や東大寺ミュージアムで仏像を見ることができますが、秘仏として納められている仏像もあるので、見るためには日にちを合わせなければいけない仏像もあります。

10月5日には「僧形八幡神坐像」が、12月16日には「良弁僧正坐像」と法華堂にある「執金剛神立像」を見ることができます。

東寺【京都府】


引用元:東寺HP

仏像名 年代
五菩薩像(ごぼさつぞう) 平安時代
五大明王像(ごだいみょうおうぞう) 平安時代
四天王立像(してんのうりゅうぞう) 平安時代
梵天坐像・帝釈天半跏像
(ぼんてんざぞう・たいしゃくてんはんかぞう)
平安時代
兜跋毘沙門天立像
(とばつびしゃもんてんりゅうぞう)
唐時代
不動明王坐像(ふどうみょうおうざぞう) 平安時代
僧形八幡神坐像・女神坐像
(そうぎょうはちまんしんざぞう・めがみざぞう)
平安時代
弘法大師坐像(こうぼうだいしざぞう) 鎌倉時代

東寺(とうじ)は、平安京から唯一残っているお寺です。

国宝仏像は京都で一番多く納められており、すべてが一般公開されているので常設的に見ることができます。

納められている仏像は国宝のもの以外はすべて重要文化財に指定されているので、仏像好きにはたまらないスポットとなっています。

広隆寺【京都府】


引用元:京都観光Navi

仏像名 年代
【宝冠弥勒】弥勒菩薩半跏像
(みろくぼさつはんかぞう)
飛鳥時代
【泣き弥勒】弥勒菩薩半跏像
(みろくぼさつはんかぞう)
飛鳥時代
不空羂索観音立像
(ふくうけんさくかんのんりゅうぞう)
平安時代
千手観音立像(せんじゅかんのんりゅうぞう) 平安時代
阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう) 平安時代
十二神将立像(じゅうにしんしょうりゅうぞう) 平安時代

広隆寺(こうりゅうじ)には、有名な「弥勒菩薩半跏像」が納められています。

すべての仏像を通常拝観することができるので、いつ訪れても素晴らしい国宝を目にすることが可能です。

広隆寺の営業時間は通常9:00~17:00まで、12月~2月の冬の間は9:00~16:30となっています。

唐招提寺【奈良県】


引用元:唐招提寺HP

仏像名 年代
盧舎那仏坐像(るしゃなぶつざぞう) 奈良時代
薬師如来立像(やくしにょらいりゅうぞう) 平安時代
千手観音菩薩立像
(せんじゅかんのんぼさつりゅうぞう)
奈良時代
四天王立像(してんのうりゅうぞう) 奈良時代
梵天・帝釈天立像
(ぼんてん・たいしゃくてんりゅうぞう)
奈良時代
鑑真和上坐像(がんじんわじょうざぞう) 奈良時代

唐招提寺(とうしょうだいじ)は、奈良時代の6つの学術仏教である「南都六宗(なんとろくしゅう)」の総本山であるお寺です。

鑑真和上の私寺として始まり、8つの文化資産で構成された「古都奈良の文化財」の1つとしても有名です。

毎年6月5日~6月7日まで、御影堂にて「鑑真和上坐像」の特別開扉が行われています。

三十三間堂【京都府】


引用元:三十三間堂HP

仏像名 年代
千手観音坐像(せんじゅかんのんざぞう) 鎌倉時代
千体千手観音立像
(せんたいせんじゅかんのんりゅうぞう)
平安(124体)
鎌倉時代(その他)
風神・雷神像(ふうじん・らいじんぞう) 鎌倉時代
二十八部衆像(にじゅうはちぶしゅうぞう) 鎌倉時代

京都でも有名な観光地として人気の「三十三間堂(さんじゅうさんげんどう)」にも、国宝の仏像が納められています。お堂に入れば圧倒されてしまう程にたくさんの観音像が立ち並んでいます。

三十三間堂にあるのは、誰もが聞いたことのある「千手観音坐像」や、会いたい人に似た顔があると言われている「千体千手観音立像」が特に有名です。

拝観時間は8:30~17:00、じっくり見たい人はぜひ時間をいっぱい使って眺めてみてください。

薬師寺【奈良県】


引用元:薬師寺HP

仏像名 年代
薬師三尊像(やくしさんぞんぞう) 白鳳時代
聖観世音菩薩像(しょうかんぜおんぼさつぞう) 白鳳時代
八幡三神像(はちまんさんしんぞう) 平安時代

薬師寺(やくしじ)は、飛鳥時代に建てられた歴史が深いお寺です。しかし、火災や地震などで金堂や西塔などが焼失してしまい、唯一建造した当時から残っているのは国宝にもなっている東塔のみとなっています。

そんな薬師寺には「薬師三尊像」などの国宝や、重要文化財なども収蔵されていることで有名です。

拝観時間は8:30~17:00まで、拝観料金は時期や場所によっても違うので、ぜひ訪れる際は時期などを見て調べてから行くことをおすすめします。

室生寺【京都府】


引用元:室生寺HP

仏像名 年代
釈迦如来立像(しゃかにょらいりゅうぞう) 平安時代
十一面観音菩薩立像
(じゅういちめんかんのんぼさつりゅうぞう)
平安時代
釈迦如来坐像(しゃかにょらいざぞう) 平安時代

奈良県にある室生寺(むろうじ)には、平安時代に造られた国宝仏像があります。有名な「釈迦如来立像」を始め、重要文化財の仏像なども納められています。

すべて通常拝観することができるので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

拝観時間は8:30~17:00まで、近くには有料駐車場もあります。

園城寺【滋賀県】


引用元:園城寺HP

仏像名 年代
【御骨大師】智証大師坐像(ちしょうだいしざぞう) 平安時代
【中尊大師】智証大師坐像(ちしょうだいしざぞう) 平安時代
新羅明神坐像(しんらみょうじんざぞう) 平安時代

滋賀県にある園城寺(おんじょうじ)は、別名を三井寺(みいでら)、正式名称を長等山園城寺(ながらさんおんじょうじ)といいます。今日まで続いた歴史の中で、争乱や焼き討ちなどの苦難に見舞われてきました。

しかし、その苦難を乗り越え、現在は「不死鳥の寺」としても有名です。

そんな園城寺は、秘仏として国宝が収蔵されている他、重要文化財としても多くの仏像が納められています。拝観時間は8:00~17:00まで、年中無休ですので気になった方はぜひ訪れてみてください。

平等院【京都府】


引用元:平等院HP

仏像名 年代
阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう) 平安時代
雲中供養菩薩像(うんちゅうくようぼさつぞう) 平安時代

世界遺産にも指定されている平等院(びょうどういん)にも、国宝仏像が収蔵されています。

特に有名なのは、仏像彫刻の理想像とも言われている「阿弥陀如来坐像」です。日本の仏像作家である仏師定朝が作成したもので、現存している仏像では唯一の像だとされています。

国宝仏像が納められている鳳凰堂の拝観時間は9:30~16:10まで、各回定員20名になります。

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