最上川の俳句と言えば?斎藤茂吉・蕪村の句やゆっこについても

俳句

最上川の俳句

最上川は山形県内を流れる川で、日本三大急流の一つと呼ばれている流れの早い川です。

最上川の急流の激しさは俳人の心を掴むのか、俳句の中でも「最上川」というモチーフは多く使われています。

俳句の中で一番有名な句と言っても過言ではない、芭蕉の「五月雨を あつめて早し 最上川」も最上川の句ですね。

今回は「最上川」を含む俳句について紹介します。

などを知って、最上川の俳句について勉強していきましょう。

最上川の俳句で有名な句5選

まずは、「最上川」を使った有名な俳句を5句見て行きましょう。

五月雨を あつめて早し 最上川


引用元:最上川 | 山形県

五月雨を あつめて早し 最上川

勢いの増してきた梅雨の最上川を詠んだ句です。

梅雨の雨で最上川の水かさが増し、水の流れの勢いも増し怖いくらいだと詠っています。

松尾芭蕉は最上川の川下りを体験して感じた、最上川の急流の激しさを表現しています。

作者名松尾芭蕉(まつおばしょう)
季語五月雨
季節初夏

暑き日を 海にいれたり 最上川


引用元:最上川 | 山形県

暑き日を 海にいれたり 最上川

暑い夏の1日の終わり、夕暮れ時に詠まれた句です。

真っ赤な夕日が最上川によって海に流し込まれたように見える、日が沈み太陽と共に暑い1日も終わりを迎えられた。

「海にいれたり」で擬人法を使っています。

作者名松尾芭蕉(まつおばしょう)
季語暑き日
季節

ずんずんと 夏を流すや 最上川

ずんずんと 夏を流すや 最上川

夏の最上川の、勢いよく流れる様を見て詠まれた句です。

最上川の水の水量はすごく、夏という季節を乗せて流れているように思えるという意味。

ずんずんという擬音語が、水の勢いを表しています。

作者名正岡子規(まさおかしき)
季語
季節

夏山の 襟を正して 最上川

夏山の 襟を正して 最上川

夏山の木々の重なりあっている襞の凛とした美しさを、襟を正していると表現してます。

かつて最上川を見て名句を詠んだ、松尾芭蕉と正岡子規と同じ最上川を見て、木々の様に襟を正す思いだ、という尊敬の気持ちを表した句です。

作者名高浜虚子(たかはまきょし)
季語夏山
季節

毛見の衆の 舟さし下せ 最上川

毛見の衆の 舟さし下せ 最上川

「毛見」というのは、米の出来高からその年の年貢の量を決定する作業の事で、査定する役人の事を毛見の衆と呼んでいました。

毛見の作業をするのが秋のため、毛見が秋の季語となっています。

高く年貢を取ろうとする厄介な役人を、最上川が船ごと流してくれという句です。

作者名与謝蕪村(よさぶそん)
季語毛見(けみ)
季節

「最上川」の俳句で斎藤茂吉で有名なのは?

最上川を詠った斎藤茂吉の作品で有名なのは、俳句ではなく短歌です。

短歌は俳句とは違い季語がなく、五・七・五・七・七のの五句体の和歌になります。

俳句ではありませんが、俳句と同じく自分の感情や感動などを表現する斎藤茂吉の「最上川」の有名な短歌について見ていきましょう。

「最上川の 上空にして 残れるは」は句切れ?情景・心情は?

最上川の 上空にして 残れるは 未だうつくしき 虹の断片

最上川上空に残る虹を見て歌った短歌で、最上川上空の虹が、完全な形から時間が経過して断片のみとなってしまった情景を詠っています。

虹は完全な形ではなくても美しい、断片となっても美しいままでいようとする虹の懸命な美しさに感動している心情を表しています。

表現技巧としては、この歌は意味や内容、調子の切れ目である「句切れ」ではありません。

最後の「虹の断片」が体言止めとなっており、詠んだ後に余韻が残る終わり方になっています。

【Q&A】最上川の俳句でよくある質問

小林一茶の俳句で「最上川」はある?


引用元:まっぷるトラベルガイド

小林一茶の俳句で、「最上川」の有名な俳句はありません。

「最上川」の俳句で一番有名な「五月雨を あつめて早し 最上川」と同じ季語「五月雨」を使った、有名な句があります。

五月雨や 胸につかへる 秩父山

秩父山を見ると、梅雨の雨が胸につかえるような気持ちがするという句です。

住み慣れた江戸を離れて故郷の信州に戻る事になった一茶が、秩父山を見て故郷に近づいてきた事を感慨深く思っている様を詠いました。

「最上川」の俳句で蕪村は?

蕪村も小林一茶と同様、「最上川」の有名な俳句はありません。同じく「五月雨」をつかった有名な俳句があります。

五月雨や 大河を前に 家二軒

梅雨の激しい雨で水の勢いが増している川のほとりに、家が2軒立っている様を詠った句です。

大河の勢いにのまれそうな家という、心細い気持ちを表現しました。

最上川の俳句の「ゆっこ」って?


引用元:相生祐子 (あいおいゆうこ)とは【ピクシブ百科事典】

宿題を 忘れて廊下に 最上川

あらゐけいいちによる日本のギャグマンガ「日常」に登場する女子高生「ゆっこ」。

ゆっこが作中で詠んだのが「最上川」の句でした。

まとめ

最上川の俳句について知識が深まりましたか。

松尾芭蕉を始め、有名な俳人たちが最上川の俳句を詠んでいましたね。

今回は「最上川」の俳句を集めてみましたが、最上川以外でも俳句に多く登場するモチーフはあります。

旅先などで気になる場所が見つかったら、俳句で詠まれていないか探してみるのをおすすめします。意外な発見があるかもしれませんよ。

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この記事を書いた人
富塚亜希子

大学時代に、興味本位で所属した江戸の古典芸能ゼミで、京都南座で初めて歌舞伎を見て以降、歌舞伎にはまり現在まで100演目以上鑑賞しました。

鑑賞してわかった事は、「歌舞伎は伝統文化という古いものではなく身近な娯楽」だという事。
「明日の生活に役立つ歌舞伎」をモットーに、テレビドラマを見るぐらいの気軽さで、歌舞伎を見てもらうのが目標です。
歌舞伎に興味を持ってもらい、初めて劇場で歌舞伎を見に行く時の不安な気持ちを少しでも軽くできるような記事が書けるよう頑張ります。

一番好きな演目は「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」

歌舞伎以外の趣味は、寄席での落語鑑賞、お寺巡りや日本酒を飲むことなど。

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