秋の季語の俳句10例!中学生におすすめは?

秋の俳句

あなたは秋にどのような気持ちになりますか?

食べ物が美味しいし、涼しくなるのが嬉しい!という気持ちでしょうか。それとも、なんとなくセンチメンタルな気持ちになりますか?

今回は秋の気分に浸れる、秋の季語が使われているおすすめの俳句をご紹介します。

また、中学生の課題などで参考にできるように句の意味も解説していきます。

俳句の秋の季語は?

俳句で言う秋は旧暦でいう立秋(8月7日、8日頃)から立冬(11月8日頃)までを指します。

時候文月 葉月 長月 立秋 残暑 秋めく 秋分 夜長 夜寒 秋深し 晩秋 行く秋
天文秋風 流星 天高し 秋日和 三日月 鰯雲 十五夜 台風 秋の雨 秋時雨 露 秋の月 秋の夕焼
地理水澄む 秋の水 秋の川 秋の野 花野 秋の山 秋の田 刈田 秋の海 秋の潮 秋の浜
人事(生活)新酒 新米 相撲 菊人形 燈籠 豊年 月見 紅葉狩 稲刈 運動会
行事七夕 盆 送り盆 中元 墓参 大文字 終戦記念日 敬老の日 ハロウィーン 文化の日 秋祭り
忌日宗祇忌 世阿弥忌 西鶴忌 定家忌 鬼城忌 遊行忌 子規忌 賢治忌 蛇笏忌 白秋記
動物鹿 渡り鳥 小鳥 雁 秋刀魚 蜩 ツクツクボウシ トンボ コオロギ 虫 鈴虫
植物萩 秋の花 紅葉 木の実 芭蕉 朝顔 鶏頭 菊 稲 秋草
食物梨 葡萄 桃 柿 栗 芋 椎茸 鮭 蕎麦 銀杏 柘榴

秋の俳句16選

さっそく秋の俳句を鑑賞していきましょう。

秋の俳句
小学生におすすめ
柿くえば鐘が鳴るなり法隆寺
うつくしや障子の穴の天の川
秋の空露をためたる青さかな
秋の俳句
中学生におすすめ
草いろいろおのおの花の手柄かな
名月をとってくれろと泣く子かな
赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり
秋の俳句
高校生におすすめ
をりとりてはらりとおもきすすきかな
此の道や行く人なしに秋の暮
大空に又わき出でし小鳥かな
秋深しが使われている俳句秋深き隣は何をする人ぞ
秋の花の俳句きりきりしゃんとして咲く桔梗かな
秋の月の俳句われつれて我影帰る月夜かな
秋祭りの俳句老人と子供と多し秋祭
紅葉の俳句山暮れて紅葉の朱(あけ)をうばひけり
秋の夕焼けの俳句秋夕焼どこまで行けどこの世なる
秋の夜長の俳句妻がゐて夜長を言へりさう思ふ

秋の俳句で小学生におすすめの有名な句は?

柿

柿くえば鐘が鳴るなり法隆寺 引用元:俳句の教科書-【柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺】俳句の季語や意味・表現技法・鑑賞文・作者など徹底解説!!

作者名 正岡子規
出典元(本)海南新聞
出版年1895年
季節
季語

柿を食べていると法隆寺の鐘の音が聞こえてきたよという意味の句です。
法隆寺、鐘の音が鳴っている様子、食べている柿という三つの事柄の描写が秋の訪れをかんじさせる句になっています。

うつくしや障子の穴の天の川 引用元:達磨庵[たつまあん]-うつくしや 障子の穴の 天の川(小林一茶)干しいも歳時記|熟成干し芋(熟成スイーツ)

作者名 小林一茶
出典元(本)七番日記
出版年1813年
季節
季語天の川

七夕の日、病室の障子の穴から覗き見る星空の美しいことよ、という句です。
詠まれたのは一茶が病気で寝ていた時でした。病に伏せている中、障子の穴が開いたところというワクワクする場所から見えた天の川は一層綺麗だったのではないでしょうか。

秋の空露をためたる青さかな 引用元:ジャパノート -日本の文化と伝統を伝えるブログ--『秋の俳句』 ベスト30!【保存版】

作者名正岡子規
出典元(本)子規全集
出版年1896年
季節
季語秋の空

秋の空は露が溜まっているような澄んだ空だなあという句です。
「露」という言葉からも青さを感じ取れます。

秋の俳句で中学生におすすめの有名な句は?

草と花

草いろいろおのおの花の手柄かな 引用元:芭蕉db-草いろいろおのおの花の手柄かな

作者名松尾芭蕉
出典元(本)笈日記
出版年1695年
季節
季語

さまざまな草があり、それぞれ特徴のある花を咲かしている。花は草の手柄だなあという意味の句です。芭蕉が信州更科に俳句を詠む旅をしている途中、弟子たちとの別れに際して詠まれた句です。
この句は二つの意味に読み取れます。
弟子たちを植物に例えそれぞれの弟子たちが成功していることを称賛している句。
もう一つは、弟子たちが芭蕉の門下生であることから花(弟子)が咲いたのは草(師匠である芭蕉)のおかげだと暗に言っている句ともとれます。

名月をとってくれろと泣く子かな 引用元:俳句の教科書-【名月を取ってくれろと泣く子かな】俳句の季語や意味・表現技法・鑑賞文・作者など徹底解説!!

作者名小林一茶
出典元(本)おらが春
出版年1819年
季節
季語名月

「あの素晴らしい月をとってよ!」と子供が泣いたよ、という意味の句です。
こちらの句は一茶の愛娘のことを詠んだ句です。子供の無邪気さ、そしてそれを見る一茶のいとおしく思う気持ちが伝わってきます。

赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり 引用元:俳句の教科書-【赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり】俳句の季語や意味・表現技法・背景・作者など徹底解説!!

作者名正岡子規
出典元(本)寒山落木
出版年1894年
季節
季語赤とんぼ

赤とんぼが飛んでいる。筑波山のあたりに広がる空は雲がないことよ、という意味の句です。
秋の雲のない空は青く澄んでいて、赤とんぼの赤とのコントラストが綺麗だったのでしょうね。

秋の俳句で高校生におすすめの有名な句は?

すすき

をりとりてはらりとおもきすすきかな 引用元:俳句の教科書-【おりとりてはらりとおもきすすきかな】俳句の季語や意味・表現技法・鑑賞文・作者など徹底解説!!

作者名飯田蛇笏
出典元(本)山廬集
出版年1932年
季節
季語すすき

すすきをはらりと手折ると意外と重たいなという意味の句です。

はらりという一見軽そうな形容から一転、重かった、という言葉の流れから意外性が表れています。
また、すべてひらがなで表記されていることから、すすきのしなやかさが感じ取れます。

此の道や行く人なしに秋の暮 引用元:季語と俳句鑑賞ノート-芭蕉の秋の句

作者名松尾芭蕉
出典元(本)其便
出版年1694年
季節
季語秋の暮

秋の夕暮れ時。誰も行く人の居ない道が続いている、という意味の句。俳句の道を極めた芭蕉の孤独もこの句に投影されています。秋の夕暮れはその言葉だけで物寂しい気持ちになる季語です。

大空に又わき出でし小鳥かな 引用元:暦生活-まひわ|旬のもの

作者名高浜虚子
出典元(本)五百句
出版年1937年
季節
季語小鳥

空にいっぱいの小鳥の大群が現れては消え、また現れるという様子を描写した句です。
小鳥は通年いますが、俳句で言う小鳥は渡り鳥のうち小型の鳥のことを指します。

「秋深し」の俳句で有名なおすすめの句は?

隣の家

秋深き隣は何をする人ぞ 引用元:芭蕉発句全集-秋深き隣は何をする人ぞ

作者名松尾芭蕉
出典元(本)笈日記
出版年1694年
季節
季語秋深し

「秋深し」という季語には「静けさ」という意味が含まれています。
病に伏せていた芭蕉が静かな隣の家に思いを寄せている句です。

秋の花の俳句で有名なおすすめの句は?

桔梗

きりきりしゃんとして咲く桔梗かな 引用元:深秋会-俳句(2005-08-26)

作者名小林一茶
出典元(本)七番日記
出版年1812年
季節
季語桔梗

桔梗の花を「きりきり」「しゃん」というオノマトペで表した印象的な句です。
花弁が五つに綺麗に分かれていて、姿勢の良い桔梗の花の潔さが詠まれています。

秋の月の俳句で有名なおすすめの句は?

月と影

われつれて我影帰る月夜かな 引用元:ジャパノート-日本の文化と伝統を伝えるブログ-山口素堂の俳句 30選 -蕉風- |

作者名山口素堂
出典元(本)其袋
出版年1690年
季節
季語

月は一年中みられますが、ただ「月」と表現されている場合には秋の月のことを指します。
秋の月は夜空が澄んでとりわけ綺麗に見えるからです。
この句はまるで影が意志を持ち「われ」を連れているようだ、という句です。
前半の「われをつれて」がひらがな表記、「我影帰る」が漢字表記なところからも影の方が意識がしっかりしているような様子が伺えます。

秋祭りの俳句で有名なおすすめの句は?

秋の祭

老人と子供と多し秋祭/高濱虚子 引用元:老人を使用した俳句-俳句季語一覧ナビ

作者名高浜虚子
出典元(本)五百五十句
出版年1943年
季節
季語秋祭

秋祭りには老人と子供が多いなあという発見を読んだ句。お祭りはいつもよりお年寄りと子供が主役になりますよね。

秋の俳句で紅葉を使った有名でおすすめの句は?

紅葉

山暮れて紅葉の朱(あけ)をうばひけり 引用元:和の精神・日本文化を伝えるサイト-「紅葉」の有名俳句30選★秋といえば日本人なら誰もが思い浮かぶ雅な風景 | 和のこころ.com

作者名与謝蕪村
出典元(本)なし(遺稿)
季節
季語紅葉

闇が辺りの山の紅葉の赤色を奪ってしまった、という意味の句。この句を読むことにより、かえって紅葉の赤色を思い出すというなんとも不思議な感覚がありませんか?

秋の夕焼けの俳句で有名なおすすめの句は?

秋の夕焼け

秋夕焼どこまで行けどこの世なる 引用元:秋夕焼1-俳句 俳句雑誌 季語

作者名栗原公子
出典元(本)
出版年2001年
季節
季語秋夕焼

秋の夕焼けはどこかこの世のものとは思えないものに見えますよね。
この夕焼けの先があの世につながっているんじゃないか、そんな空想にひたってしまう一句です。

秋の夜長の俳句で有名なおすすめの句は?

秋の夜長

妻がゐて夜長を言へりさう思ふ 引用元:古志会員による一句鑑賞-妻がゐて夜長を言へりさう思ふ

作者名森澄雄
出典元(本)所生
出版年1989年
季節
季語夜長

妻が「夜が長くなったね」と言い、そうだな、と作者が思ったという日常を詠んだ句です。
なんてことのない日常のかけがえのなさが伝わります。妻の句を多く詠む愛妻家の澄雄でしたが、この句を詠んだ2年後に妻は亡くなってしまいます。

俳句歳時記を使おう!秋の俳句の探し方

落ち葉

俳句と触れ合うときに使う歳時記というものをご存じでしょうか。俳句歳時記とは、俳句に使われる季語を四季ごとにまとめた本のことです。季語ごとに解説と例句が掲載されていて、俳句を鑑賞したい人や、俳句を作りたい人にぜひ手に取っていただきたい本です。

歳時記には様々な種類のものがあります。
四季ごとに分冊になっている歳時記もあれば、持ち運べるほどの文庫本サイズのものも。

歳時記を初めて手に取っていただくとすれば、読み物としても面白い『今はじめる人のための俳句歳時記』をおすすめします。よく使われる季語が一覧になっていて、それぞれに解説と例句が添えられています。「句会をやってみよう!」「俳句Q&A」などのコラムも充実。
文庫本サイズで持ち運びやすく、価格も高くなくてコスパの良い本です。ぜひ手に取ってみてください。

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まとめ

この記事では秋の俳句を紹介・鑑賞してきました。
晴れの日が続き、紅葉が楽しめる秋には、美しい情景に心情を重ねて詠んだ句が多いですね。また、秋の季語を入れたことでなんとなく物寂しい気持ちになる句もあります。
皆さんのお気に入りの秋の俳句が見つけられたら嬉しいです。

 

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