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春の雪の季語はいつ?俳句や小季語・関連季語の意味とは

俳句

季語春の雪

春の訪れの中に少し残る冬の気配を感じさせる季語「春の雪」

どんな情景の俳句に登場しているのか気になる方もいるかもしれませんね。

今回は季語「春の雪」の子季語や時期、句例を紹介します。

春の雪はいつ?

子季語 春雪・牡丹雪・春吹雪・桜隠し
関連季語 淡雪・雪の果
時期 三春(2月4日から5月6日頃)
解説 立春を過ぎて温かくなってきたころに降る雪。
わずかに残る冬の気配を感じさせる季語である。

春の雪の子季語・関連季語を解説

春の雪の子季語・関連季語には、わずかに残る冬の足音を感じさせる語がたくさん。

季語によって異なる春の雪の表情を比べながら、俳句を楽しんでみませんか?

▼子季語

春雪 春の雪の別称。
牡丹雪 雪の粒が大きく、水分の多いぼたっとした雪。
春吹雪 春に起きる吹雪。
桜隠し 桜の咲くころに降り積もる雪。

▼関連季語

淡雪 薄く降り積もる雪。降った後すぐに溶け消える。
雪の果 春に初めて降る雪。
2月15日ごろに降りやすいとされている。

春の雪の季語・子季語を使った俳句

俳句 作者
思ひ出し 思ひ出しふる 春の雪 正岡子規
玻璃窓に 来て大きさや 春の雪 高浜虚子
すぐ晴るる 春の雪とて うつつなる 稲畑汀子
いつしかや 手のあたたかく 春の雪 中村汀女
春雪に 寧かれ誰彼 受験子よ 及川貞
淡ゆきや 幾筋利きゝて もとの道 加賀千代女

 

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