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大根の季語はいつ?子季語・関連季語や有名俳句も

俳句

大根の季語はいつ?

おろしたり、煮物にしたりとさまざまな料理で大活躍の野菜「大根」

旬の時期は冬ですが、他の季節にも子季語が存在しています。

今回は季語「大根」の時期や子季語について解説します。

大根の季語はいつ?

子季語 だいこ・おおね・大根畑・青首大根・三浦大根
聖護院大根・千六本・土大根など
関連季語 大根の花・春大根・夏大根・大根蒔く・浅漬大根など
時期(春) 仲春・晩春(3月~4月)
時期(夏) 三夏(5月~7月)
時期(秋) 仲秋・晩秋(9月~10月)
時期(冬) 三冬(11月から1月)

大根の春の子季語

春は大根が花をつける季節。

冬の大根とは異なった、春ならではの情景を感じさせてくれます。

子季語 解説
大根の花 大根が薄桃色の小さな花をつける様子。晩春の季語。
春大根 4月から6月に収穫される大根。
種蒔きは晩秋に行われる。

大根の夏の子季語

実は夏も大根の収穫時期となっています。暑い季節にぴったりな夏大根ならではの風味を俳句に取り入れてみましょう。

子季語 解説
夏大根 秋大根の早熟種。ぴりっとした辛さが特徴的。

大根の秋の子季語

秋は来年の収穫に向けて種まきが行われる様子や、干し大根を漬物にする様子が季語となっています。

子季語 解説
大根蒔く 8月下旬から9月上旬頃に行われる大根の種まき。
浅漬大根 大根を塩で漬けたもの。

大根の冬の子季語

冬は大根の旬の季節。

品種だけでなく料理名や市場で売られる様子が季語となっています。

子季語 解説
だいこ・おおね 大根の別名称。
大根畑 大根の栽培が行われている畑。
青首大根 大根の品種で一般的に普及しているもの。
三浦大根 神奈川県三浦半島産の大根。
聖護院大根 京都市聖護院産の大根。
干大根 葉の部分を藁で括って干された大根。
土大根 泥が付いたままの大根。
千六本 大根を細長く刻んだもの。
大根汁 大根を具に取り入れた味噌汁。
大根売り 大根を売る人を指す。
大根市 大根を売る市。

大根の季語を使った俳句

俳句 作者
菊の後 大根の外 更になし 松尾芭蕉
大根で 団十郎する 子供かな 小林一茶
大原や 日和定まる 花大根 飯田蛇笏
大根に 身の入る旅の 寒さかな 斯波園女
海なるや 長谷は菜の花 花大根 芥川龍之介

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