厳しい寒さの中、草木や山などあらゆるものが枯れ果てる冬。
そんな情景を表現したい時には「冬ざれ」という季語がおすすめです。
今回は季語「冬ざれ」の意味や語源、有名な俳句例を紹介します。
冬ざれの季語はいつ?
子季語 | 冬され・冬ざるる |
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時期 | 三冬(10月~12月) |
解説 | 冬の厳しい寒さにより、 草木や野山が荒れ果てた風景。 古来より冬の到来は「冬さる」といわれ、 「冬されば」と誤用されたことが語源となっている。 |
冬ざれの季語を使った俳句
俳句 | 作者 |
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冬ざれの 厨に赤き 蕪かな | 正岡子規 |
冬ざれや 小鳥のあさる 韮畠 | 与謝蕪村 |
冬ざれや 北の家影の 韮を刈る | 与謝蕪村 |
冬ざれや 石に腰かけ 我孤獨 | 高浜虚子 |
冬ざれや 狢をつるす 軒の下 | 夏目漱石 |
冬ざれや 歩み遮る 何か有れ | 林翔 |
大石や 二つに割れて 冬ざるる | 村上鬼城 |
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